「よいしょ、よいしょ」

 毎年3月の第1日曜日で、2010年は3月7日に、福島県伊達市
保原町の厳島神社で行われる『つつこ引き祭り』


同祭は江戸時代の「享保の大飢饉」に苦しむ農民を救った領主・松平
出雲守通春公を称え、その年の豊作を占う祭りとして始まり、五穀豊穣や
無病息災を祈願する280余年の伝統ある奇祭と知られています。


「つつこ」とは700束ほどの藁の中に2升の蒸かしたもち米を入れ、
大縄5本で締め上げた直径1.5m、長さ3m、重さ800kgもあるもの。


この「つつこ」を赤、黄、白の鉢巻、下帯にわらじばき姿の若衆が担いで
練り歩いた後、「つつこ引き」が始まり、この「つつこ」を三方から
威勢のいい「よいしょ、よいしょ」などの掛け声で激しく引き合います。


寒風の中、若衆の熱気が最高潮に達するころ「つつこ」の中の蒸かした
もち米は、いつしか餅へと変わっていき、勝負が決し、奉納された後、
宮司の手により 参拝者たちに振る舞われます。


また持ち帰った「つつこ」の藁を家の神棚に捧げると、五穀豊穣と
無病息災のご利益があると言われています。

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