「マート、マート」

   
 1月20日の熊本県長洲町の四王子神社での祭礼『破魔弓(的ばかい)』
    

 1160年に筑前の四王子嶽(しおうじだけ)からの遷宮の際、御神体を
安置した円座の的を氏子達が御利益を得ようと奪い合ったのが始まりとされ
毎年正月第3日曜日、800年余りの伝統を伝えるこのは、ふんどし姿の
男衆が、四王子神社の境内で「マート、マート」の掛け声とともに激しく
ぶつかり合いながら「わらの的」を奪い合う勇壮な裸り。

 
四王子神社の神の日本武尊が弓道に秀でた神であることから、円座に
模したの直径60cm重さ6kgの的を作り、それを破魔矢で射て厄災消除、
家運長久など祈願する神事の後、四方八方から容赦なく撒かれる力水の中
約150人の褌姿の男衆の的の奪い合いが始まり、男たちは藁の的を引きち
ぎっては口にくわえる。


 は1時間近く的を奪い合った後、もみ合いながら近くの有明海へ移動し
目出度くは終了となります。 が終わると、わらの的は小さく裁断され
魔除けや無病息災などのお守りとして、町内や参拝者に配られます。
 
                          
 『的ばかい』の名前は、魔除けの「わらの」をばかい(奪い)合うことに
ちなみます。                  

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