福をわしづかみ

 各地の鷲(おおとり)神社や大鳥神社などでは例年11月の酉の日に
『酉の市』が行われます。

 酉の日の祭日は十干十二支を当てて定める日付法で12日ごとに巡って
くるため、日の巡り合わせにより、11月の酉の日が2回の年と3回の年が
あり、今年は11日が「一の酉」、23日が「二の酉」となっています。

 また昨年のように「三の酉」まである年は火事が多いとの俗説があり、
その年の11月から歳末にかけ、火事に気をつけるように言われています。


酉の市では商売繁盛や開運招福を願い、関東を中心に縁起物を買う風習が
根付いており、市では縁起熊手を求める人で賑わいを見せます。

 ちなみに関西などでは商売繁盛の祭として、年明けの初えびすを十日戎・
えべっさんで、商売人が縁起をかつぎ同じように熊手を求めます。


 この縁起ものの熊手の始まりですが、熊の手とは関係がなく、
鷲が獲物をしっかりと鷲づかみをすることになぞらえて、鷲の爪を模し、
福徳をかきあつめ、運を鷲づかみするという意味が込められています。


 余談ですが、同じ熊手を買うときでも関東と関西では文化や気質の違いが
あるようで、関東では熊手を買う際の値引き交渉後、支払い時には値引きと
相当の額を祝儀として渡すのが「粋」な熊手の買い方とされているようです。

もちろん関西では値切り倒して買って、値引き分は満足感とともに購入者の
懐に温かみを与えるのが一般的です(^ー^* )


 今年はちょうど「一の酉」が日曜日。「酉の市」の賑わいに参加され、
福徳を鷲づかみにされてはいかがでしょうか。


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